マンション1階の一室で火災(ボヤ)が発生し、すすの臭いが酷く復旧リフォーム工事が止まってしまっているので消臭してほしいとご依頼いただきました。
部屋は復旧のために解体し、スケルトン状態とのことでした。
現場に入ってみると、すすの臭いが強烈に漂っていました。
コンクリートの天井や壁に煤が付着していて、いかにも火災があった部屋という雰囲気でした。
このすすをどれだけ取り除けるかが、今回の火災消臭の肝となります。
すすを取り除くために、まずは清掃作業を行います。
天井、壁、床の集塵・洗浄をし、綺麗になったところで、すすを除去していきます。
すすは、サッシやダクトなどにも付着しています。
細かい箇所のすすは、スチーム洗浄や拭き取りなどをし、丁寧に取り除いていきます。
清掃作業とすすの除去を念入りにに行うことで、臭いはだいぶ取れてきます。
さらにしっかり臭いを除去するために、その後、火災消臭専用薬剤を繰り返し散布します。
臭いの種類により、様々な薬剤を使い分け、しっかり消臭していきます。
仕上げに、オゾン発生器を使用し、脱臭を行います。
オゾンというと皆さんはどういうイメージがありますか?
ほとんどの人は、オゾン層をイメージし、地球を覆っていて有害な紫外線から生物を守ってくれているというものだと思います。
一方で、除菌や脱臭にも優れた物質なのです。
この一連の消臭作業を繰り返すことで、強烈な火災後の臭いもなくなっていきます。
約1週間ほどの消臭作業の後、最終チェックを行いました。
臭いを感じるレベルはは人それぞれ違いますので、数人でチェックし、臭いがなくなったと判断したところで、全作業完了となります。
リフォームをし部屋が綺麗になっても、臭いがある状態では快適に暮らすことはできません。
お客様も、臭いが無くなったことで、止まっていたリフォーム工事がようやく動き出せてホッとしたとおっしゃっていました。