大型の台風が直撃し、河川が氾濫。床上浸水したいへん困っているとホームページからお問い合わせいただきました。
近年、急増している自然災害。中でも台風や大雨による水害は、日本全国で後を絶ちません。
プロドライでも数多くの水害現場で復旧作業のお手伝いをしてきました。
その中でも、被害の大きかった床上浸水した戸建ての復旧作業の事例をご紹介します。
現場に向かう途中でも、決壊した堤防や被害に遭われたお宅などが数多く、道路にも泥が残っています。街の雰囲気全体から台風被害の大きさを感じました。
現場に到着し、被害状況を確認します。
水は大分引いていて室内も片づいていました。
お客様が一家総出で掃除されたそうです。
かなり大変な作業だったと思います。ここから先はプロドライにお任せください!
まずは床下の排水作業。床下には大量の濡れた汚泥が積もっています。
バキュームを使用しできるだけ排水していきます。
次に室内全体を含水率測定すると、壁の含水率が高い!
一見、濡れているように見えないのですが、壁内にグラスウール(ガラス繊維でできた綿状の断熱材)などの断熱材が水分を含んでいる状態なのです。
壁を開口し、水分を含んでいる断熱材を撤去処分しました。
放置しておくと数か月経っても乾かず、カビが発生し下地の木材が腐ってきたりします。
濡れてしまった断熱材は、早急に取り除くことがとても大事です。
効率よく乾燥させるために調整しながら乾燥機器を設置します。
高含水率箇所や乾きづらい箇所を把握し気流を考慮して乾燥機器を設置することが、より早く乾燥させる技術なのです。
濡れている泥が積もっていた床下や、床フローリングなど室内も、約3週間で乾燥させることができました。
その後、床下を清掃し消毒除菌剤を噴霧します。
消毒除菌剤はマイクロミスト噴霧器を使用して噴霧します。
マイクロミスト噴霧器は、手の届かないような場所まで除菌することが可能です。
すみずみまで除菌を行い、居住者の方もとても安心できたとおっしゃっていらっしゃいました。
床上浸水した台風被害でしたが、乾燥作業と除菌消毒作業をすることで、床全体の張替え工事が必要でなくなり、最小限の費用と復旧期間ですみました。
復旧後お話をお伺いすると、お客様は引っ越しが必要なほど大きな工事が必要だと思っていらしたようです。
乾燥作業と消毒除菌作業をすることで、工事箇所が少なくなり大変喜んでおられました。
台風での被害の後は、すぐに片付けや復旧工事などが必要となりしばらくはずっと続きます。
被害に遭われた方々の心身の疲労は甚大なものです。
被害に遭われた方の心身の負担を少しでも軽減できるような復旧のお手伝いを、プロドライは目指しています。